『からだの対話の場をひらく 2025』

日々の暮らしには、他者との違いから生まれる緊張や衝突、そして不安が伴います。そこにある「疲労」を解きほぐし、心身の「回復」につなげる取り組みとして、9月~11月に対話とからだのワークショップを行います。
12月には、葛飾北斎が厄を祓う日課として描いた逸話が残る『日新除魔図』に着想を得て、未知な世界に一つ一つからだで出会う「こども」に意識を向ける、ワークショップとパフォーマンスを行います。

【各内容の詳細・お申込み】
「12/5(金)~7(日) ワークショップ&パフォーマンス」
「11月 ワークショップ」単発受講でのご参加受付中です!

【ワークショップレポート】

9月~11月のワークショップレポートや12月のパフォーマンスに向けた創作ノートなどをnoteに随時更新しています。
https://note.com/aapa/m/mb79f1363749a

12/5(金)~7(日) ワークショップ&パフォーマンス 

【会場】YKK60ビル AZ1ホール(墨田区亀沢3-22-1) 
(都営地下鉄大江戸線「両国駅」徒歩10分)

①ちいさなこどもと大人のためのワークショップ
対象:未就学児とその保護者、内容に興味のある大人の方

からだの感覚をひらいて「こども」のようにまわりに意識を向けて、ちいさなこどもと大人がともに動き、ふれあうことで、新たなつながりを見つけていきます。普段はこどもに接する機会がない方も、ぜひ参加してみてください。

日時:12/6(土)・7(日) 10:30~11:30
講師:永井美里
参加費:各回 1500円 (未就学児は無料) *要予約・事前振込
お申込フォーム【申込期日:11/30(日)】

②大人向けワークショップ
対象:中学生以上

いつの間にか離れていて、またいつでもつながる、コントロールできない「こども」のような存在として、自分や他者のからだに意識を向けてみます。からだの内側を一つ一つ確認しながら、バラバラに放すように動くウォームアップから始めて、他者とともに触れながら動いていくダンス(コンタクト・インプロビゼーション)につなげていきます。

日時:12/6(土)・7(日) 13:00~14:30
講師:上本竜平
参加費:各回 2500円 *要予約・事前振込
お申込みフォーム【申込期日:11/30(日)】

③パフォーマンス

厄を祓う日課として『日新除魔図』に描かれた獅子や獅子舞の「こども」のような動きには、変わり続ける日々の疲労を外に放し、素直な感覚を回復する習慣が表れているように感じます。
この『日新除魔図』に着想を得て、AAPAの上本と永井の「こどもをもつ もたない」にまつわるエピソードを言葉にすることを入口に、日々の疲労と回復につながる「習慣としての行為」に意識を向ける、ダンス、音楽、演劇が混ざり合うパフォーマンスを行います。
*舞台芸術と子育てをつなぐ『こえのわ』さんに、踊ることと子育てをテーマにした永井のコラムが掲載されました。こちらも読んでいただけたら嬉しいです。https://koenowa.com/voice/column/1704/

演出・出演:上本竜平
出演:永井美里シマダタダシ神保治暉寺社下茜
演奏:中野志保
舞台監督:星善之

日時:12/5(金) 14:30 開演、6(土)・ 7(日) 15:15 開演
※当日券の販売は開演30分前、開場は開演15分前
※上演時間は60分~70分を予定

料金:
一般 3500円(当日4000円)
25歳以下 2500円(当日3000円)
高校生以下 1500円(当日2000円)

チケット購入:下記リンク先よりお手続きください。
【peatix】https://aapa2025.peatix.com/

■ワークショップ参加者募集!

【会場】すみだ生涯学習センター (ユートリヤ)(墨田区向島2-38-7)

家族や子ども、パートナーや友人、仕事や活動の場など、他者とともに暮らすなかでの「疲労と回復」をテーマに、ワークショップを行います。

他者との違いから生まれる不安や緊張は、素直に言葉にし難いからこそ、無理をすることで疲労が生まれます。それは、お互いに感じていることだとあらためて意識し直すところから、自分だけではなく「他者とともに回復すること」に取り組んでみます。

■内容
当事者研究の手法をもとに、子育てが始まったAAPAの上本と永井のこの数年のエピソードを皆で聞くことから始めます。そして参加者それぞれの経験も重ねながら、他者とともに暮らすなかで感じている「疲労と回復」について、言葉やイメージを共有していきます。
次にダンスのコンタクト・インプロビゼーション(CI)のワークを通じて、他者とともに動くときに、どのような感覚・感情が「からだ」や「非言語」として表れてくるのか、皆で共有します。
最後は12月に向けて、プロジェクトメンバーが葛飾北斎の『日新除魔図』をヒントに取り組む「日々の習慣として、からだを意識し直す動き」を、皆で体験します。

『日新除魔図』は北斎が83歳のとき、自身を苦しめていた悪孫の厄除けをきっかけに、獅子や獅子舞などを日課として描いたものと言われています。
日々の疲労と、回復につながる「習慣としての行為」が、他者とともに新たな気づきを得る時間につながることに興味がある方の参加を、お待ちしています。

■日時
①木曜コース (14:00-16:00):9/11(木)、25(木)、10/16(木)、10/23(木)、11/20(木)、11/27(木)
②日曜コース (13:30-15:30 / 16:00-18:00):9/14(日)、10/19(日)、11/16(日)
*各コース「2時間×6回」の『通し受講』の申込を優先します。
*受付開始は15分前

■講師:上本竜平寺社下茜

■料金:18,000円/通し受講、3,500円/単発受講

■定員 各回15名程度 ※通し受講優先

■お申込方法
以下リンク先の申込フォームに必要事項を入力の上、送信ください。フォーム受領後、受講料の振込先のご案内をメールにてお送りいたします。ご案内メールが届かない場合は、お手数ですが aapajp@gmail.com までお問い合わせください。
【お申込フォーム】https://forms.gle/cVFiv3QdvtB1D9qb8

■お問合わせ先:aapajp@gmail.com

プロジェクトメンバー

AAPA代表。1980年生まれ。舞台の企画・創作・演出、日の出町団地スタジオの講師の他、様々な場所でダンス経験や障がいなどの有無に関わらず、からだを通じて気づきを広げる場づくりに取り組んでいる。
活動①:墨田区の福祉作業所でのワークショップレポート
活動②:静岡市での『触れて感じてワタシのダンス』ワークショップ動画
AAPAメンバー。ダンサー、ダンス・ボディワーク講師。1983年生まれ。英国ミドルセックス大学ダンス学部卒。桜美林大学非常勤講師。自然の近くで暮らしたいと2023年に東京から千葉の外房エリアへ引越し、出産を経て、踊りと暮らしをつなぐ実践を探求中。
寺社下茜
Jisyage Akane
1996年生まれ。紛争解決への関心を出発点に、先住民文化や実践者から学び、身体と社会、生態系、見えないもののあいだにあるダンスを探究。古民家暮らしをしながら、通訳や企画を通じて多様な場づくりに関わる。
NPO法人セブン・ジェネレーションズ理事。
シマダタダシ
Shimada Tadashi
ダンサー。1986年生まれ。日々の生活にまみれたパーソナルな身体性や感情の記憶をベースに、今この瞬間にただ存在するということのリアリティを探求し、即興を軸に活動。
打楽器奏者。1994年生まれ。昭和音楽大学院音楽研究科修士課程修了。マリンバの独奏、舞台芸術作品への音づけ、マリンバ の普及を軸に活動。エリア51、旅するたたき場、フォニックス・レフレクションに所属。
1994年生まれ。演劇作家・演出家・作曲家・振付家。アートチーム「エリア51」代表。近年は主に「音楽演劇」シリーズの創作に取り組んでいる。演劇人コンクール、かながわ短編演劇アワード、せんがわ劇場演劇コンクールなどで受賞多数。
1992年生まれ。演出家、パフォーマー。創作ユニット「ほしぷろ」主宰。即興舞台芸術ユニット「旅するたたき場」代表。せんがわ劇場DEL所属。自演の一人芝居・パフォーマンス、分野を超えた共作を積極的に行う。

主催: AAPA、「隅田川 森羅万象 墨に夢」 実行委員会
共催:墨田区
協賛:東武鉄道株式会社
※「隅田川 森羅万象 墨に夢」実行委員会 事務局は(公財)墨田区文化振興財団が担っています。